長野市の20代女性が、警察官などを名乗る男から「お金の識別番号を検査する。暗号資産で送ってほしい」などと言われ、暗号資産約2300万円相当をだまし取られる被害にあいました。
詐欺被害にあったのは、長野市の20代の女性です。
警察によりますと今年8月下旬、女性の家族の携帯電話に厚生労働省の職員を名乗る男から電話があり、「女性の保険証が違法に使われている。警察に被害届を出してください」などと言われたということです。
続いて、警察官や検察官を名乗る男から「逮捕した犯人が他人の通帳とカードを持っていて、あなたと家族のものもあった」「お金の識別番号を捜査する。暗号資産で送ってほしい」などと言われたということです。
女性は新しく開設したインターネットバンキングの口座に預金を移し、9月中旬から10月上旬までの間に15回にわたって、相手から指定されたアドレスに暗号資産1103.7722911ソラナ(当時のレートで約2300万円)を送りました。
その後、インターネットバンキングの詐欺があることを知った女性が、警察に相談し、被害に気づきました。
警察は、知らない電話番号からの電話は対応しないこと、お金に関する電話があったら家族や警察に連絡することなどを呼びかけています。
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