豪雪シーズン到来
北海道では今冬、大雪の予報も出ています。JR北海道は12月6日、最新の除雪車両を公開しました。
大雪で近年、大混乱になったといえば…
「伏古・拓北通りです。中心部に向けて大渋滞が発生しています」
2022年2月の札幌圏の記録的なドカ雪です。
交通がマヒし市民生活にも大きな影響が出ました。
住宅街ではいたるところで車が動けなくなり消防車も雪にはまる事態に。
ごみの収集もできず札幌市はごみを出さないよう異例の呼びかけを行いました。
市民は連日雪かきに追われました。
「70、80センチくらい降った感覚。3回くらい除雪した」
「もう投げるところない排雪来ない、この雪だから、ある程度理解しなきゃいけないけど我々にしたら困る」(いずれも住民)
市民の足JRへの影響は…
大雪は2021年にも。
北海道岩見沢市ではJRが大きな影響を受けました。
そして2022年…
「JR札幌駅上空です。線路上には多数の作業員がいて現在も懸命な除雪作業が続いています」
2月に2回、記録的な大雪で鉄路がマヒ。
北海道北広島市など各地で列車が雪に囲まれ、動けなくなる事態が相次ぎました。
数日にわたりJR札幌駅を発着する特急や新千歳空港とを結ぶ快速エアポートなどの列車がすべて運休し、市民生活に甚大な影響がでました。
「こんなんで止まってたらどうするの北海道これから」(市民)
「雪害による非常事態だと認識し、全力を挙げて連日除排雪に取り組んでおりますが、途中駅で運行不能となった列車が29本あり、これが作業の大幅な遅れを生み出しているところです」(JR北海道 島田修社長(当時))
当時のJR北海道の島田社長も会見で陳謝。
平常運転の再開まで3日かかりました。
3億円の大型除雪車導入
「JR北海道が所有する中で一番大きい除雪車です。高さは約4メートルあります」(関根弘貴記者)
この大雪を教訓にJR北海道は除雪体制を強化しています。
2024年度新たに導入された大型除雪車が公開されました。
3億円をかけて導入し、これまでの倍のスピードで除雪できるということです。
快速エアポートが走る大動脈の「千歳線」の島松駅に配備されました。
このような除雪車は3年間であわせて12台導入されていて、2024年度は、島松駅のほか白石駅、手稲駅、小樽駅などに配備されました。
「雪が多くて除雪の速度が上がらないとか、車両で不具合が発生したりとかがあるので、1000馬力の(この除雪車)を使って、安定した輸送を確保したい」(JR北海道の担当者)
また、JR北海道は2025年の1月と2月に除雪の作業時間を確保するため、3シーズン連続で千歳線と学園都市線で計画運休を行う予定です。
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