甲子園球場での記念対局を終え、記念写真に納まる藤井聡太七冠(左)と羽生善治九段(8日)=共同

日本将棋連盟と阪神甲子園球場は8日、共に創立100周年を迎えたことを記念し、兵庫県西宮市の甲子園球場の貴賓室で、藤井聡太七冠(22)と連盟会長の羽生善治九段(54)が記念対局を行った。結果は羽生九段が勝利した。

球場では大盤解説会も開催され、スタンドの観客は大型ビジョンで熱戦を見守った。終局後、攻め合いを制した羽生九段は「甲子園球場で指せたことはいい記念。藤井さんからもお祝いをもらった気がした」。藤井七冠は「100周年のご縁で素晴らしい機会を得て、うれしく思う。対局は羽生九段にうまく切り替えされてしまった」とそれぞれ話した。

対局の前には棋士の谷川浩司17世名人と阪神タイガースの才木浩人投手らによるトークショーでファンを楽しませた。このほか、小学生が参加した将棋大会も開かれた。

甲子園球場は1924年8月1日、野球の全国中等学校優勝大会(現在の全国高校選手権大会)開催のため開場。将棋連盟も同年に発足した。〔共同〕

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