沖縄県議会(中川京貴議長)は6日、11月定例会の一般質問2日目で、自民・無所属の8氏が登壇した。糸満市摩文仁の平和祈念公園周辺に大量の不法投棄ごみが長年放置されてきた問題で、多良間一弘環境部長は「基礎調査として本年度、廃棄物量の把握や撤去方法の案を検討している」と述べた。新垣新氏への答弁。

(資料写真)糸満市摩文仁に長年放置されている不法投棄のごみ=2017年(県提供)

 摩文仁での不法投棄は複数箇所で確認され、問題になっている。崖下などにも広がり、大型重機が入りにくいなどの理由で撤去作業が進んでいない。

 県環境整備課によると、ごみ回収ボランティア事業を進めてきたが、直近の調査はなく、本年度に改めて約100万円の予算で調査する。市や関係部局と意見を交換し、対応する。

 県がワシントン事務所を株式会社として事業者登録していた問題を巡り、溜政仁知事公室長は、地方公務員法に基づく兼業許可を得ておらず、速やかに手続きを進めるとした上で、担当職員の処分は「必ずしも当たらない」との認識を示した。花城大輔氏への答弁。

 このほか、喜屋武力氏、大屋政善氏、徳田将仁氏、小渡良太郎氏、呉屋宏氏、西銘啓史郎氏が質問した。

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