岩手県の達増拓也知事は9日の定例記者会見で、今年の漢字として「米」を挙げた。県産米が全県的に豊作で、1等米の比率が94%と都道府県単位で日本一になったことに触れ「米どころとしての地位が確立しつつある。流通の関係者からも『全国から引き合いが強まっている』と聞いた。先日登録が決まったユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産の『伝統的酒造り』も材料はコメ」などと理由を説明した。
また、ドジャースの大谷翔平選手が所属するMLBについて、「私たちのような古い世代は米(べい)大リーグと称する」とした上で、「大谷選手は無双と言われ、菊池雄星選手も活躍し、(花巻市に)トレーニング施設を作り、故郷に錦を飾った。ロッテの佐々木朗希選手も米国に行こうとしている」と解説。「外国人観光客も年間でコロナ以前よりも増える見通しで、岩手全体としても海外に開かれていると言える。世界に打って出る岩手を『米』という字が象徴している」と語った。【佐藤岳幸】
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