インシデントが相次ぐ熊本市電について、12月9日の熊本市議会特別委員会では、厳しい声が相次ぎました。
12月9日の特別委員会では、2024年度に入って熊本市電で発生している運行トラブル14件のうち、11月に発生したインシデント2件について原因と再発防止策が報告されました。
11月9日に中央区の九品寺交差点で発生した信号無視では、運転士が交通信号の指示と市電用の軌道信号を誤って認識。次の行動を声に出して確認する『確認呼称』の重要性を指導したということです。
また11月16日に西辛島町交差点で発生した信号無視では、全ての運転士に対し信号の表示に疑問を感じたら、すぐに無線で報告するよう指示したと報告しました。
齊藤博委員:「結果としてはまた起こしてしまっている。効果がどうだったか言わざるを得ない」
熊本市交通局・島田裕士安全統括管理者:「運転士の深層心理を深堀してなぜそういうことが起こるのか、本人が認識できる形で話し込んでいきたい」
熊本市交通局はハードとソフトの両面で再発防止に取り組みたいとしています。
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