陸上自衛隊は10日、米軍が輸送機オスプレイの運用を一時停止したことを受けて、国内に配備している陸自のオスプレイの訓練飛行を当面見合わせると明らかにした。米軍に運用停止の理由を確認している段階だが、安全確保を優先するとしている。
防衛省の安居院公仁・報道官は同日の定例記者会見で「米側からしっかりと情報提供を受け、飛行の安全確保について確認作業を行っていきたい」と述べた。
陸自は2020年7月以降、オスプレイ計17機を千葉県の木更津駐屯地に暫定配備する一方、訓練飛行を見合わせる事態が相次いでいる。23年11月29日に鹿児島県・屋久島沖で米軍機が墜落した事故を受けて約3カ月半、訓練飛行を見合わせたほか、今年10月27日に陸自機が地面に接触した事故でも一時見合わせ、11月15日に再開したばかりだった。【松浦吉剛】
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