熊本県議会特別委員会で10日、熊本市東区の県民総合運動公園で行われていた渋滞解消に向けたシャトルバスの運行など実証事業について、報告がありました。ロアッソ熊本の1試合当たり、約1400人が利用し、一定の効果がみられたものの、約610万円の費用がかかる結果などが示されました。
イベント時の渋滞などが課題となっている熊本市東区の県民総合運動公園では、去年2月から今年11月にかけて、熊本県がパーク&バスライドやシャトルバスの運行など実証事業を行っていました。
10日の熊本県議会の特別委員会で、熊本県はロアッソ熊本の1試合当たりパーク&バスライドで平均約1000人、シャトルバスで平均約400人の利用があったことを報告。
一方で、利用者に一部費用負担があったものの、1試合で計約610万円の費用がかかる結果が示されました。
委員からは「今後の熊本県の費用負担をどこまで考えているか」や「イベントの主催者や利用者にある程度の負担を求めるべき」などの声が上がりました。
熊本県は主催者などとの協議を継続。また、駐車場不足から新しい駐車場を整備する考えを示し、年明けにも住民説明会を開きたい考えです。
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