22年間にわたり、フジテレビの情報番組「とくダネ!」でメインMCを務めた小倉智昭さんが、12月9日午後に亡くなりました。
2016年に膀胱がんを公表して以降、闘病生活を送っていました。77歳でした。小倉さんはUHB北海道文化放送の番組にも数多く出演しました。
「陸上競技が特に好きで、マラソンもその中ではおもしろい競技ですから生で見るか、見られない時にはビデオに撮って繰り返し見ています」(小倉 智昭さん)
スポーツの中でも陸上競技が特に好きだったという小倉さん。10年以上、「北海道マラソン」のゲストコメンテーターとして出演しました。
また、北海道東川町を舞台とした「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」の番組にも出演。
2011年から2014年まで放送された情報番組「U型テレビ」では野球談議も。筋金入りのライオンズファンの小倉さんは、クライマックスシリーズについて。
「私はクライマックスシリーズ反対派で、首位のソフトバンクが日本シリーズに行くべきだと思っていますよ。ただシステムがある以上、ライオンズがそれを有効的に使ってやろうと」(小倉 智昭さん)
北海道と縁が深かった小倉さん。特にゆかりのあった場所が。
「当別町に別荘を構えていた小倉さん。町も悲しみにくれています」(八木 隆太郎 フィールドキャスター)
「当別町から札幌市の寿司店までタクシーを何回か利用してもらった。静かな人で頭が良さそうだった」
「酒やビールを買ってくれた。けさ、ニュースで見て信じられなかった」(いずれも当別町民)
小倉さんは札幌市の隣町の当別町に別荘を所有し、よくここで過ごしていました。行きつけの飲食店「本家なかむら」。名物メニューの「元祖テールラーメン」がお気に入りでした。
「ここに座って、和気あいあいと気楽に話をしていた。リラックスしていたのでは。あちこち悪いとは聞いていた。病気には勝てませんね」(本家なかむら 中村 孝子さん)
番組での共演やプライベートで、約25年の付き合いがあったという大村正樹さんに思い出を聞きました。
「去年7月、北海道日本ハムファイターズの本拠地『エスコンフィールドHOKKAIDO』に行った。ライオンズファンの小倉さんが『ファイターズファンになろうかな』と、すごく気に入っていた。会員権を所有するゴルフ場では、腰が痛くてスイングはできなかったけれど『グリーンを見ているだけで気持ちがいい。早く回りたいな』と言っていた。今年10月には1週間、北海道に2人で行く予定だった。直前になって『腰が痛くて無理だ』と断念した。小倉さんは『北海道は自分にとってビタミン剤。雨が降っていても、窓を開けて空気を吸っているだけで癒やされる』と言っていた。北海道に対しては思いが強かった」(大村 正樹さん)
北海道を愛した小倉智昭さん。心よりお悔やみ申し上げます。
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