中国電力島根原発2号機=松江市で11月、本社ヘリから

 中国電力は12日、7日に再稼働した島根原発2号機(松江市)で、複数ある水位計の一つが一時、使えない状態になっていたと発表した。この水位計は重大事故が起きた時に使用する。中国電によると、既に復旧しており、外部への放射性物質による影響はない。原発の運用に関して定める規定を逸脱したとして、原子力規制委員会の事務局を担う原子力規制庁や島根県に報告した。

 中国電によると、12日午前11時21分に水位計の異常を確認し、午後0時20分に復旧を確認した。その間も水位は他の水位計で把握できたため、原子炉は停止しなかった。中国電は原因を調べている。【目野創】

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