福島第一原子力発電所で、2号機の使用済み燃料プールからの燃料取出しに向け、取出し装置やその他設備などを出し入れするための、原子炉建屋への「入口」を開ける作業が12月13日までに完了した。

東京電力によると、2号機の使用済み燃料プールからの燃料の取出しは、燃料取出し装置をこの「入口」から原子炉建屋に入れてプールまで移動し、プールの中で専用の容器に格納して建屋の外へ。その後、共用プールに移動させる計画となっている。
12月16日時点で取出し装置が動くためのレールの部品8個のうち3個の搬入が終わっていて、東京電力は2024年度中にこのレールを設置し、早ければ2025年度中に燃料の取出しを開始したいとしている。

2号機の使用済み燃料プールには使用済み燃料587体と、未使用の燃料28体の、合わせて615体の燃料が保管されている。

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