12月19日の朝、岩手県盛岡市薮川でダイヤモンドダストが見られました。

この神秘的な光景を作り出したのは上空の寒気と放射冷却です。
薮川では19日朝氷点下17℃台まで気温が下がりました。

午前7時ごろの岩洞湖では、水面から湯気のように霧が立ち上る「蒸気霧」が見られました。

19日朝の薮川は寒気と放射冷却の影響で氷点下17.9℃まで気温が下がり、気温よりも水温の方が高かったため蒸気霧が発生したと見られます。

そして午前7時半ごろには、山あいに太陽の光が差し込むと空気中の水蒸気が氷の結晶となって輝くダイヤモンドダストが現れました。

ダイヤモンドダストは、風が弱い快晴の朝に、気温が氷点下15℃を下回る厳しい寒さで、下層の空気が湿っているという複数の条件を同時に満たす時に発生します。

この時期の極寒が作り出す神秘的な光景です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。