石川県輪島市の商業施設で、空きテナントを活用してオープンした仮設の市立図書館(21日午前)=共同

能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市で21日、商業施設の空きテナントを活用した仮設の市立図書館がオープンした。これまでの仮設の場所より広く、約4万5千冊を並べられる。

午前10時にオープンすると、利用者が続々と訪れ、本を手に取っていた。母親と訪れた小学5年の山崎杏季さんは「生き物や外国の本が好きなので、毎週来たい。広くて、たくさん本を借りられてうれしい」と話した。

図書館によると、もともと市文化会館に併設されており、元日の地震で被災して休館。5月に市内の道の駅でオープンしたが、従来の図書館で利用できた約6万冊のうち、約千冊しか並べられなかった。より広い場所を探していたところ、商業施設側から提案があったという。〔共同〕

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