■SNSを通じて金の投資に誘われ「夢で会いましょう」「愛さずにはいられない」
北海道帯広市に住む70代の女性がSNSを通じて金の投資に誘われ、現金約1,200万円をだまし取られました。女性は警察の聞き取りに「だまされているとは思っていない」などと話しているということです。
警察によりますと、女性は9月上旬にインスタグラムで投資家を名乗る外国出身の日本人の男と知り合いました。
その後、男とはLINEでやり取りを続け、「夢で会いましょう」「愛さずにはいられない」などのメッセージが送られ、女性は好意を抱いたということです。そして、「金の価格はどんどん上がっているし、損失はありません」と男から金への投資を誘導されました。
これを信じた女性は、仮想通貨を20回にわたり550万円分をオンラインで送金したほか、現金約650万円を指定された口座に振り込み、合計約1,200万円をだまし取られました。
12月上旬、詐欺被害に気付いた家族が「母親がだまし取られているようだ」と警察に相談し、今回の被害が発覚しました。
警察の聞き取りに女性は「だまされているとは思っていない」と詐欺被害を否定しているということです。
警察は詐欺だと少しでも感じた場合には、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。
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