自民党の宮城県議と仙台市議が代表を務める3つの政治団体が去年、選挙区支部から受け取った寄付金などを政治資金収支報告書に記載していなかったことが分かりました。

報告書を訂正したのは、いずれも泉選挙区の橋本啓一仙台市議会議議長、野田譲仙台市議、外崎浩子県議が代表を務める政治団体です。

3つの団体は去年の仙台市議選や県議選の際、元衆議院議員の秋葉賢也氏が代表を務めていた自民党宮城県第二選挙区支部からそれぞれ20万円の寄付を受けました。しかし、11月公開された報告書にこの寄付に関する記載はなく、指摘を受けて、3人は12月16日までに報告書を訂正しました。

12月23日の仙台市議会12月定例会では、複数の市議が橋本議長に説明を求め、進行が中断する場面がありました。

閉会後取材に応じた2人は「寄付を受けた時期が選挙の告示日や選挙期間中で忙しかったため、受領書は存在していたものの報告書に記載し忘れた」と説明しました。

橋本啓一仙台市議会議長
「議長という職でリーダーシップを発揮していかなければいけない、私自身がこのような形できちっとした報告がなされなかったことは、まさに私の不徳の致すところ」

野田譲仙台市議
「今後2度とこういうことが起こらないように、入出をしっかり報告させてもらいたい」

外崎県議は「事務手続きのなかで記載漏れが起きてしまった」と説明しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。