大阪・関西万博のボランティアが着用するユニホーム(4月22日、大阪市北区)

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運営を担う日本国際博覧会協会は1日、万博のボランティアに5万5222人(速報値)の応募があったと発表した。目標に掲げた2万人の2.7倍に達した。協会や大阪府・市は今後、抽選や定員の拡大を含めて対応を検討する。

ボランティアは人工島・夢洲(ゆめしま)の会場内で来場者の案内などに携わるほか、主要駅・空港で交通や万博情報の案内も担う。1月26日に募集を始めて4月30日に締め切った。応募人数は4月上旬時点で約1万5000人にとどまっていたが、最後の3週間あまりで約4万人上乗せした。

大阪府の吉村洋文知事は1日、記者団に「募集締め切りを前に、元々潜在的に興味を持っていた人が顕在化したのでは」との見方を示した。協会の担当者は、約半年間の会期中に5日以上、1日当たり3〜6時間程度活動できる人という「気軽に参加できる条件設定も応募数の増加につながった」とみる。

吉村氏は「全員参加となると費用もかかるが、(定員の)2万人にこだわらず1人でも多く参加できるよう調整していきたい」と語った。

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