国立病院で男性職員が入院患者に性的虐待を繰り返していた問題で、関与した職員が、「虐待行為」をしたあとも2年以上、入院患者のケアにあたっていたことがわかった。

「国立病院機構 大牟田病院」では、身体的な障害などがある患者の男女11人に対して、看護師と介護士あわせて5人が、下半身を触るなどの「虐待と疑われる行為」を繰り返していたことが判明している。

11人の中には、全身の筋肉が徐々に弱っていく難病「筋ジストロフィー」の人もいた。

その後の取材で、関与した男性職員は、虐待が疑われる行為があったあとも、2年以上、直接、入院患者の対応にあたっていたことがわかった。

警察は、病院関係者や被害者から話を聞くなど事実関係を確認するということで、病院は2日午後4時から会見を開く予定。

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