三重・桑名市の多度大社で伝統行事の「上げ馬神事」が行われ、2024年は、馬が駆け上がっていた坂が緩やかになるなど、新たな形となっている。

多度大社で行われた「上げ馬神事」では、2023年、馬が高さ2メートルの土壁を駆け上がる際に骨折して殺処分になったことへ批判が相次いだため、壁をなくして坂を緩やかにするなどの改善策がとられた。

2024年は参加する馬が減り、2023年の半分の6頭となったが、壁のなくなった坂を無事に駆け上がり、観客から拍手や歓声が上がった。

観客「昔からの迫力はあります。けがなく無事に終えたことがいい」、「馬たちも生き生きとして参加していると思うので非常にいいこと。迫力は10分の1」

神事の間には、「馬の利用を廃止せよ」などのプラカードを掲げた団体と観客が言い争いになり、警察が事態の収束にあたった。

上げ馬神事は、5日も行われる。

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