4日、北アルプスや八ヶ岳連峰で遭難が7件発生し、8人が救助されました。

白馬岳では4日午前7時前、東京都葛飾区の男性会社員(47)が下山のため、山小屋を出た直後に転倒。県警のヘリコプターで救助され病院に搬送されましたが、左足首を骨折する重傷を負いました。

奥穂高岳では午前6時40分頃、4人パーティーで山頂に向かっていた奈良市の男性会社員(50)が足を滑らせて約10メートル滑落。背中を強く打って長野県の消防防災ヘリで救助され、軽傷とみられています。

前穂高岳では午前9時頃、3人パーティーで涸沢から山頂に向かっていた神奈川県の35歳の公務員の男性が足を滑らせて約5メートル滑落。長野県警のヘリで救助され、左肩の脱臼で軽傷とみられています。

西遠見山では午後2時20分頃、兵庫県西宮市の女性会社員(47)が転倒し、左ひざに軽傷を負い、ヘリで救助されました。

爺ヶ岳では午後2時30分頃、佐久市の女性団体職員(51)が滑落、顔面打撲などの軽傷を負い、ヘリで救助されました。

有明山では午後3時30分頃、千葉県市川市の男性会社員(25)が左足首をひねって骨折の重傷を負い、同行の埼玉県川口市の男性会社員(25)も疲労で行動不能となり、2人ともヘリで救助されました。

八ケ岳連峰天狗岳では午後2時過ぎ、神奈川県川崎市の59歳女性が約5m滑落、右足骨折の重傷を負い、ヘリで救助されました。

連休後半、県内の山岳は好天が続き、多くの登山者が訪れています。
県警は体力・技量にあった計画作りや体調管理のほか、防寒具などの装備、慎重な天候判断などを呼びかけています。

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