■利用者の目や口を粘着テープで塞ぎ 写真を撮って同僚に送信

和歌山県の障害者支援施設は、女性職員が11人の利用者に対して虐待を行っていたことを明らかにしました。

社会福祉法人和歌山県福祉事業団によると、和歌山県上富田町にある障害者支援施設「南紀あけぼの園」でことし1月、30代の女性職員が、利用者の目や口を粘着テープで塞ぎ、写真を撮って同僚に送っていたことが判明しました。

施設の聞き取りに対し職員は「面白半分で『こんなん撮ったので見せたかった』」と話していたということです。

■11人の利用者の頭や髪を叩く

その後の聞き取り調査で、この女性職員が合わせて11人の利用者に対して、頭や顔を叩くなどの虐待をしていたことが分かり、そのうち8件が行政から虐待と認定されました。
けが人は確認されていないということです。

女性職員は「虐待と分かっていた。悪いことだと思っている」と話していて、運営法人は、女性職員を懲戒解雇とし「再発防止に努めたい」とコメントしています。

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