北アルプス間ノ岳(標高約2900メートル付近)で広島市の団体職員の男性(60)が登山中に行動不能になり、長野県消防防災ヘリに救助されました。

警察によりますと、男性は9日、単独で上高地から入山して西穂高岳から奥穂高岳に向けて、難易度の高い稜線を縦走中に、行動不能になったということです。

本人から午後3時20分頃、消防に「途中で道がわからなくなり、進むも戻るもできない」と救助要請がありました。消防は「安全が確保されていれば、その場に留まるよう」指示したということです。

午後5時前、県消防防災ヘリが男性を救助しました。けがはないということです。

警察は技量不足のため、男性が遭難したとみています。

長野県内の山岳では遭難が相次いでおり、長野県警は体力・技量にあった計画作りや体調管理のほか、防寒具などの装備、慎重な天候判断などを呼びかけています。

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