栃木県那須町で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、仲介役とみられ、殺人容疑で再逮捕された平山綾拳容疑者(25)の車から、電気コードが見つかっていたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。平山容疑者が事件直前に購入していたことも判明。夫婦は窒息死しており、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は凶器の可能性もあるとみて調べる。

東京都品川区の空き家のガレージで夫婦が殺害された疑いのある時間帯に、平山容疑者が周辺にいる姿が防犯カメラに映っていたことも分かった。捜査本部は、事件を主導したとみられる関根誠端容疑者(32)ら、死体損壊容疑で逮捕した平山容疑者以外の5容疑者も空き家やその周辺にいたとみている。

平山容疑者は佐々木光容疑者(28)から夫婦の殺害や遺体の処理を指示されたと供述。さらに平山容疑者から指示を受けた姜光紀(20)と若山耀人(20)の両容疑者が実行役としてガレージで夫婦を殺害し、平山容疑者から借りた車で遺体を栃木まで運んだ疑いがある。〔共同〕

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