俳優の杉本彩さんが理事長を務める動物愛護団体「動物環境・福祉協会Eva」の設立10周年を記念したイベントが9日、東京都渋谷区のホールで開かれました。

杉本さんは長年、動物愛護運動に携わり、2021年に長野県松本市で起きたペット販売業者による犬の虐待事件の際は業者を告発しています。

裁判は10日に判決の言い渡しがあり、杉本さんが告発した殺傷の罪は認められませんでしたが、業者は動物愛護法違反の罪で懲役1年、執行猶予3年などの有罪判決を受けました。  

杉本さんはイベントの中で、適切に餌を与えず劣悪な環境で育てた動物を販売しているペットショップのケースなどを紹介しました。

杉本さんは「動物の苦しみありきの商売がある実態を1人でも多くの人に知ってもらうことが虐待を無くすことに繋がる」などと訴え、訪れた人は熱心に耳を傾けていました。

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