女性に睡眠導入剤入りの飲み物を飲ませ、性的暴行を加えた罪などに問われている元キャリア官僚の男に、懲役10年の判決が言い渡された。

経産省のキャリア官僚だった佐藤大被告(34)は2022年、知人女性ら6人に睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませ、性的暴行を加えた罪などに問われている。

東京地裁は判決で、「被害者が見ていない隙に睡眠導入剤を混入させ、抵抗できない状態になるよう仕向けた」と指摘した。

そのうえで、「被害者の知らないうちに性的自由を守るための判断能力を奪うものであり、危険かつ尊厳を無視した非道な犯行である」と断罪し、懲役10年を言い渡した。

佐藤被告は判決を言い渡された瞬間、正面を向いて静かに聞いていた。

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