大阪税関が関西空港などで密輸入を阻止し押収した金が13日から入札にかけられることになりました。
その量、過去最多の100キログラム・時価総額およそ12億9000万円です。

ずらりと並ぶ金の延べ板100枚はすべて、大阪税関が去年までの4年間で郵便物や旅客の荷物などから押収した金を溶かして板状に加工したものです。

■金は1円でも高く入札した人の元へ

大阪税関は海外から金を不正に持ち込む”密輸入”などを取り締まっていますが、そのうち、持ち主から返還の請求がなかった金を過去6回売却しています。

大阪税関によると、13日から新たに入札にかけられる金・100キログラムは過去最多で、時価総額およそ12億9000万円になるということです。

金は1円でも高く入札した人の元にわたり、収入は国庫に帰属します。

これまで金の密輸への罰則が強化されたことなどから一時摘発件数は減っていましたが、おととしの入国制限緩和以降、金の価格高騰にともない再び増加傾向にあり、大阪税関は「厳重に取り締まりたい」と話しました。

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