食べて応援です。能登半島地震で工場が被災し、出荷が止まっているスギヨのビタミンちくわ。長野県庁の食堂は特別に業務用を仕入れ、13日から「復興応援メニュー」を提供しています。
「大変お待たせいたしました」
ランチでにぎわう県庁10階の食堂。
一番人気の日替わり定食に、13日から特別な小鉢がついてきます。
ちくわと県産レタス、新タマネギを使った「サラダ」です。
ちくわは業務用の「ビタミンちくわ」を使っています。
長野県庁生活協同組合 専務理事・西原誠一さん:
「ビタミンちくわは、長野県の隠れたソウルフード。親しまれている食材ですので、それを使って食堂で提供することによって、北陸の支援になればと思って企画」
県民おなじみのスギヨのビタミンちくわ。信州で約7割が消費されています。
しかし、能登半島地震で石川・七尾市の工場が被災。市販用の生産は完全にストップしたままです。
今回、県庁の食堂は宮城県の工場で生産しているスギヨの業務用「ビタミンちくわ」を特別に仕入れ、提供を始めました。
復興支援メニューを食べた人は…
食べた人:
「非常においしくいただきました」
「楽しみながら被災地を応援できるということで、いい取り組みかな」
県庁の食堂では17日までちくわを使った小鉢を毎日メニューを変えて提供する予定です。
長野県庁生活協同組合 専務理事・西原誠一さん:
「こういった取り組みが、これから市町村ですとか、地域や民間の事業者さん、長野県全体に広がっていって、北陸支援の動きが拡大していけばいいな」
スギヨによりますと、市販用のビタミンちくわは、5月末に七尾市の工場で生産を再開させる予定で、担当者は「もう少し待っていてほしい」と話しています。
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