福島県庁=荒川基従撮影

 知人女性にわいせつな行為をしたとして、福島県警会津若松署は13日、県職員で会津大企画連携課主査、長田(おさだ)総一郎容疑者(40)=会津若松市一箕町八幡=を不同意性交等の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は2月下旬ごろ、県外のホテルで知人女性の同意を得ずにわいせつな行為をしたとしている。同署などによると、長田容疑者は出張中で、勤務時間外に女性を宿泊先のホテルに呼び出したという。女性が被害届を出し、同署が捜査していた。長田容疑者は容疑を認めているという。

 県人事課と県教育委員会職員課によると、2023年度に県職員は収賄、占有離脱物横領などの容疑で計4人、教職員は盗撮、酒気帯び運転などの容疑で計4人が逮捕された。

 県人事課によると、23年度から新たな再発防止策として職場ごとにグループワークを開いて不祥事の防止について意見交換し、風通しの良い職場づくりに努めているという。

 同課は「すべての職員と管理職が密接にコミュニケーションを取ることが必要で、悩みに気付くことで不祥事の芽を取り除きたい」というが、再び県職員が逮捕され「地道な取り組みを続けていくしかない」と肩を落とした。【松本ゆう雅、錦織祐一】

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