熊本地震の「前震」から8年となり、震災記念公園で犠牲者を悼む人たち。奥は熊本県益城町役場=14日午前

熊本、大分両県で計276人が犠牲となった2016年4月の熊本地震は14日、最初の激震「前震」から8年となり、熊本県庁で追悼式が開かれた。遺族ら約30人が参列し、昨年完成した震災の記念碑前で黙禱(もくとう)した。

蒲島郁夫知事は式辞で「悲しみを力に変え、一丸となって創造的復興を進めてきた。経験と教訓を発信したい」と述べた。

前震と16日未明の「本震」で震度7を2回記録した同県益城町では、昨年3月に新庁舎が完成。西村博則町長は隣接する震災記念公園の献花台に菊を1輪手向け、報道陣に「ハード面の復興は随分できたが、心の復興が道半ばだ」と語った。

2016年4月17日(左)と今年4月10日の熊本城。2052年度の完全復旧に向けた工事が進んでいる=熊本市(共同通信社ヘリから)
熊本地震の「前震」から8年となり、震災記念公園で手を合わせる人たち=14日午前、熊本県益城町
熊本地震の「前震」から8年となり、震災記念公園で花を手向ける人たち=14日午前、熊本県益城町
熊本地震の追悼式で黙とうする、熊本県の蒲島郁夫知事(前列右から2人目)ら=14日午前、県庁
熊本地震の追悼式で献花する参列者=14日午前、県庁
熊本地震の追悼式で献花する遺族=14日午前、県庁

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