死産した赤ちゃんの遺体を交際相手の家のごみ箱に遺棄した罪に問われているベトナム国籍の技能実習生の女の初公判が、14日、福岡地裁で開かれ、被告は無罪を主張しました。

死体遺棄の罪に問われているのは、福岡市博多区の技能実習生でベトナム国籍のグエン・テイ・グエット被告(20)です。

起訴状などによりますと、グエン被告は今年2月、福岡市博多区の交際相手の家で死産した男の子の遺体をポリ袋に入れ、ごみ箱に遺棄したとされています。

グエン被告は、逮捕時の供述で「子供がすでに死んでいたので捨てた」と供述していましたが、14日の初公判で「死体は投棄していません、無罪です」と起訴内容を否認しました。

検察は「ごみ箱をのぞいても死体が見えないようにケーキが入っていた箱を死体の上にかぶせた」と指摘。

一方、弁護側は「投棄の事実については争い、無罪を主張する」としています。

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