半導体製造工場の水処理プラントの受注が、想定に比べ伸びる

オルガノは31日、2025年3月期の連結純利益が前期比2%増の176億円になる見通しだと発表した。従来予想から15億円上振れ、7%減益見通しから一転増益になる。半導体製造工場の水処理プラントの受注が想定に比べ伸びる。

売上高は計画から50億円増え、6%増の1600億円を見込む。生成AI(人工知能)関連の市場拡大でデータセンターの新増設などが進む。半導体製造工場の稼働が想定を上回っており、メンテナンスや消耗品の需要が増える。

同日発表した24年4~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比7%増の316億円、純利益は68%増の26億円だった。受注高は57%増えた。受注案件の採算が改善したことに加え、収益性の高いメンテナンス事業の売り上げが拡大した。

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