米国半導体工業会(SIA)が発表した6月の世界半導体販売額は、前年同月比18.3%増の499億8千万ドルだった。8カ月連続で前年を上回った。在庫調整が進み、半導体市況の回復が続いている。
主要な半導体メーカーで構成する世界半導体市場統計(WSTS)がとりまとめ、SIAが発表した。前月比では1.7%増加した。
SIAのジョン・ニューファー会長は「6月の半導体販売額は米州が前年同月比で42.8%増え、世界全体の成長をけん引した」と説明。生成AI(人工知能)関連の需要増加も後押ししたとみられる。米州の販売額は147億7千万ドルだった。
その他の地域別では、欧州が11.2%減の41億8千万ドル、日本が5.0%減の37億8千万ドル、中国が21.6%増の150億9千万ドル、日中を除くアジア太平洋・その他が12.7%増の121億5千万ドルだった。
4〜6月の四半期ベースでは1499億ドルと、前年同期比で18.3%、1〜3月期比で6.5%、それぞれ増加した。
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