港湾物流業の苫小牧埠頭(北海道苫小牧市)は同社所有地内に太陽光発電と蓄電池設備を設置する。2025年3月の運用開始を予定し、消費電力の多い飼料サイロ事業に充てる。同事業の年間電力需要のうち2割をまかない、二酸化炭素(CO2)排出量は年間400トン削減できる見込み。

「電力購入契約(PPA)モデル」を活用する。サイロ事業の敷地に近い同社所有地(約1万7000平方メートル)に設置する。太陽光パネルの容量は約1200キロワット。蓄電池容量は約7800キロワット時で事業継続計画(BCP)対策として非常用電源の役割も担う。

同社は中期経営計画で25年度のCO2排出量を13年度比で1割削減する目標を設定している。これまでに取り組んできた脱炭素化の実績に、今回の取り組み分を加えると13年度比でCO2を年間3割削減できるという。

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