ベネッセホールディングス(HD)は11日、サイバーエージェントと生成AI(人工知能)の活用で協業すると発表した。ベネッセ専用のAIをサイバーエージェントが開発し、広告や教材といった製作物の品質向上と同時に、製作期間を短縮するなどして広告作成コストの半減を狙う。
沖縄に「AIクリエイティブセンター」を設置し、製作拠点を一元化する。ベネッセとサイバーエージェントからそれぞれ数十人が専任・兼任の形で参加する予定だ。広告の背景となる画像を生成AIで作成したり、広告効果を予測AIを使って診断したりするなど、様々な種類のAIを活用し、広告の作成コストを半分に抑える。ベネッセは教育や介護といった事業の広告のほか、個々人に合わせた教材の作成に取り組む。
サイバーエージェントは開発した「極(きわみ)予測AI」などを使い、インターネット広告事業で活用している。自社の豊富なAI人材とノウハウを活用して、他社のAI活用を支援するのは初めて。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。