国内におけるスバルのフラッグシップといえばレガシィ。今はアウトバックがそれに当たるが、改めてじっくり乗ってみても乗り味にしても質感をとっても文句なしのデキであった。アウトドア推しの昨今であるが、本当にスバル車は快適に趣味を堪能できるのか!? 今回は東京都の楽園八丈島でその実力をガチ検証!! やっぱりレガシィは今もらしさ全開だったぜ!!!!!

文:国沢光宏/写真:小林岳夫

■やっぱ今も昔もアウトドアといえばスバルよ!!

アウトバックをはじめフォレスターにクロストレックなどスバルSUVは走破性にラゲッジの広さといいアウトドアにピッタリ!! 余裕でギアを積めちゃうのだ

 ベテランのクルマ好きなら御存知だと思うけれど、スバルのブランドイメージを作り上げたのは、WRCとスキーに代表されるアウトドアスポーツだったりする。スキーは1980年代半ばから全日本チームの欧州遠征組のサポートカーとして『レオーネ・ツーリングワゴン』が使われていた。1980年中頃から盛り上がるスキー人気でレオーネのフルタイム4WDターボATに火が付く。

 レガシィGTのアーリーアダプターはスキー好きだったと言って断言していいほど。その後、自転車競技でもスバルは人気になっていく。バブル景気が終わってオートキャンプやスノーボード、トレッキング、フィッシングなどアウトドアスポーツ&レジャーの相棒としても存在感を示し始めた。現在進行形でスバルのSUVは様々なアクティビティの愛好家から支持されてます。

 そんなスバルに乗って楽しんで欲しいということから企画されたのが『SUBARU SUVで遊ぼう』なるイベント。普通、SUVの試乗会に行くと「それっぽい写真を撮ってください」で、遊び道具など用意されている。クルマに積んだりして「それっぽい写真」(笑)を撮る。ところが今回は「ユーザーの気持ちになりホンキでアクティビティを楽しんでください」という趣向だという。

 ちなみに、いわゆる「案件」や「ペイドパブ」じゃないため何の条件も無し(だから記事に「PR」の注記はありません)。スバルのSUVで遊んだ時の素直な評価をすればいいということ。私はいつも素直ですが。ちなみにスバルで用意していたアクティビティは「バーベキュー」「サイクリング」「釣り」。ダイビングとかでもいいけれど、やるなら準備をお願いしますということ。

■アウトバックだけになってもレガシィらしさマシマシ!! マジで文句ナシのデキ

さすが4駆のスバル!! 最低地上高もしっかり確保されているためこんな未舗装路だって余裕で突き進めるのだ!!

 ということで選んだのがアウトバック+釣りのセット。アウトバックで釣りは最高ですよ。早朝4時に出船するような釣り船なら早めに到着して仮眠できるし、山奥まで入る渓流釣りであれば林道に突っ込んでいける。磯釣りだと磯場に肉薄すべくガレ場を突破できます。今回は全員初心者ということで、どんなクルマでも行ける防波堤ですけど……。雨降ればハッチドア開けて傘代わり。

 久しぶりにアウトバックのハンドル握ったら、熟成の段階に入ってました。クルマって作り続けていると完成度が増していく。だからこそ最終モデルマニアもいる。

 アウトバックは連綿と続くレガシィシリーズのフラッグシップとあり、乗り心地の質感ときたら素晴らしい。考えてみたら4代目レガシィまで全てオーナーになった。ロングクルーザーであるレガシィの雰囲気を色濃く残す。

■スバルSUVなら釣りなどいかが!? 世界観堪能するならスバルSUVを趣味に使え

レガシィといえばロングクルーザーってなイメージの人も多いハズだが、それは今のアウトバックだって不変。こんな景色を堪能できちゃうのだ

 ということで編集部の木村君に釣りを教える。「サビキの仕掛け付けアミコマセを入れ投げて待て」だけですけど。すると「釣れた釣れた!」と大喜びしてる。皆さんあまり食べないが実は美味しいオヤビッチャというサカナです。意外なことにニジマス釣り以外の釣りをした経験のある人って案外少ない。釣りはお金掛からず、釣れたらご飯のおかずになるという素晴らしい趣味だと思う。

 アウトバックに限らずスバルのSUVに乗っている人なら(スバル以外でもOK)、釣りに行ってみたらどうだろう。最初は5千円くらいの釣り入門セットで十分だと思う。子供や孫を連れ、釣りが容認されている足場の良い防波堤や漁港で試して欲しい。社会人卒業後に持て余す時間にもピッタリ。足の長いクルマに乗り、街から離れれば離れるほど美味しいサカナがたっくさん釣れます。

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