中国の小鵬汽車(XPENG、シャオペン)は6月20日、新型EVセダン『MONA M03』を発表した。前面空気抵抗を示すCd値が0.194と、量産車で世界最高を達成している。

エアロダイナミクスは自動車のエネルギー消費や航続に大きな影響を与える重要な要素だ。MONA M03は、15のプロジェクトを経て、Cd値0.194という驚異的なエアロダイナミクス性能を実現した。この結果、100kmあたりのエネルギー消費が約15%減少し、航続が60km以上延びたという。

MONA M03には、空力性能を最大限に引き出すためのデザインが施されている。高性能車と同様のアクティブグリルを採用し、車速に応じて開閉を自動調整することで、空力の最適化と冷却のバランスを取っている。このデザインにより、Cd値の低減が実現されている。

ボディサイズは全長4780mm、全幅1896mm、全高1445mm、ホイールベース2815mm。ブルーやベージュといった新しいカラーバリエーションも用意されている。

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