知ってますか!? 8月10日は「発炎筒の日」(←語呂合わせで)。発炎筒は事故や故障などが起きた際、緊急性をいち早く知らせる大切なアイテム。この記念日のタイミングに、筆者としては「発炎筒のこと」をみなさんに深く知ってほしいのです! ということで「発炎筒Q&A」をお届け!! 知っていそうで知らない話もきっとある!

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文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock、AC、ベストカーWeb編集部/協力:日本保安炎筒工業会(JSFIA)

■質問「発炎筒を車内に備えていないと、違反になりますか?」

「道路運送車両法」に、「非常信号用具(発炎筒)を車内に備えなければならない」とあるのです

 一般道や高速道路などを走っている時、事故や故障など「まさかのトラブル」に遭う可能性はゼロではない。そんな時、後続車やまわりへいち早く緊急性を知らせるのが「発炎筒」の役割だ。

 トラブルの際は慌てずに発炎筒を正しく扱いたいものだけど、発炎筒のことを少しでも深く知っていると、発炎筒の扱い方も変わるはず。……そんなことも踏まえ、「発炎筒Q&A」、スタート!!(※質問の回答:日本保安炎筒工業会)

Q1/発炎筒は一般的に何分ほど炎が出ますか?
 着火後、5分と少し燃焼します。運転中に事故などが起きた際、この約5分間に車道の外への避難や三角停止表示板の設置など、安全確保をしてください。

Q2/雨が降っている時でも発炎筒は使えますか?
 JIS規格の基準である雨量が約50mm/hの状況でも、燃焼し続けるように製造されています。ですので、雨のなかでも炎が消えずに使用できます。

雨のなかでも発炎筒は使えるのです。素晴らしい!!

Q3/猛暑のなか、車内にある発炎筒は自然発火はしませんよね?
 発炎筒は高温下でも自然発火しない試験をクリアしています。夏の車内は高温になりますが、自然発火は絶対にしません。

猛暑が続きますが……。車内温度が急上昇するなか、車内に備わる発炎筒が自然発火することは絶対にないです!

Q4/発炎筒を車内に備えていないと、違反になりますか?
 道路運送車両の保安基準(道路運送車両法)に、非常信号用具を備えなければならないと定められています。ですので、発炎筒は常に車内に備えるようにしましょう。

■質問「パトカーに搭載されている発炎筒は大きいけど、なぜ?」

「パトカーに備わる発炎筒は一般のものと違うの?」。その解答は下へスクロールしてください!

Q5/同じ発炎筒をずっと車内に備えつけていいでしょうか?
 答えは「NO」です。発炎筒の有効期限は4年で、本体に表示されています。期限切れ製品は車検時などに交換していただくようお願いしています。

Q6/発炎筒を使ってはいけない状況は、何かありますか?
 事故などで自分のクルマ、あるいはまわりのクルマが損傷し、道路上にガソリンが漏れている状況では発炎筒は絶対に使わないでください。引火の恐れがあるため、そのそばでは使用しないでください。

事故の際。まずガソリンが道路上に漏れていないか確認することは非常に重要!

Q7/パトカーなどに搭載されている発炎筒は大きいようです。一般的なものと何が違うのですか?
 一般的な自動車用発炎筒以外にも、警察や道路管理会社向けの発炎筒があります。さまざまなタイプの発炎筒がありますが、なかには、一般自動車用より燃焼時間が長い、15分以上燃焼する製品もあります。

たしかにパトカーに備わっている発炎筒、大きいようですね!!

 ……いかがでしょうか。「そうだったのか!」と目からウロコの話もあったはず。もしもの緊急時、発炎筒を正しく使い、この夏のドライブを快適に安全に楽しもうじゃありませんか!

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