皆さんは通常、クルマの発進・停止は体のどの部位で行っているだろうか。きっと多くの人が「脚」と答えるだろう。しかし、近頃トヨタでは「脚」以外の部位で操作出来るクルマを開発中!? ここでは、トヨタが開発した画期的な運転システムについてお伝えする。この運転システムによって、多くの人をトヨタは救ったといっても過言ではないだろう。
※本稿は2024年7月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:トヨタ、レクサス
初出:『ベストカー』2024年8月10日号
■両手だけで運転が可能なネオステア
トヨタはクルマの操縦を両手だけで完結する『ネオステア』を開発しました。これまでの円形ステアリングとは異なる、飛行機の操縦桿のようなデザインであり、今後どこまで広がっていくのか楽しみです。
●片岡氏のコメント
この革新的な技術、2023年10月に開催されたジャパンモビリティショーのトヨタブースで見たよ。ランクル250に搭載して先行公開されていたから、覚えている人も多いはずだ。
手元に操作系の装置を集約した操縦桿のようなステアリングで、その上部にアクセルの操作レバー、背面にはブレーキ操作レバーを組み込んでいる。
ドライバーの操作を電気信号で伝える「バイ・ワイヤ技術」を駆使して、手だけで繊細な運転操作を行うというから今後の発展が楽しみだね。
足の不自由な人でも安全にドライブを楽しむことができるし、今までにない運転の楽しさも味わえる。実用化には法規対応なども必要になるけど、ペダルレスで運転できるネオステア、早く実用化してほしいね。
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