ルノーは8月20日、新型コンパクトSUV『シンビオズ』(Renault Symbioz)の欧州での納車を9月から開始すると発表した。

シンビオズのパワートレインには、「E-TECHハイブリッド」を搭載する。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力94hp)に2つの電気モーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、システム全体で最大出力145hpを発生する。

ルノー・シンビオズ

「E-TECH 145」には、「eセーブ」機能が採用されている。この機能は、センタースクリーンの車両設定、マルチセンス搭載車では走行モードから選択することができ、バッテリーの充電量を最低でも40%に保つことで、必要に応じてEVモードで走り続けることや、急な上り坂でエンジンをアシストするための充分なバッテリー容量が得られる。

E-TECHのハイブリッドパワートレインでは、市街地走行の最大80%をEVモードで走行することが可能だ。市街地走行ではエンジン搭載車に比べて、燃費を最大40%向上させるという。ドライバーはマルチセンスの設定を切り替えて、走行モードを選択できる。日常走行向けの「マイセンス」、低燃費志向の「エコ」、エンジンのパワーを重視した「スポーツ」の3種類から切り替えられる。

ルノー・シンビオズ

シンビオズには、ルノーの新ブランドデザインを採用する。全長は4410mmと、ルノーのCセグメント車としては、最もコンパクトなハイブリッド車になる。車両重量は1500kg以下と、軽量化も追求している。

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