2023年6月21日に発売が開始され、発売2日後には早くも受注停止となってしまったアルファード&ヴェルファイア。現在も受注停止が続いているが、取材を進めると水面下では事情は違っていた。最も安いエントリーグレードのXグレードと一部改良モデル、受注再開が2024年9月から10月にかけて行われる情報を入手した。注目のXグレードの価格は、Zグレードの540万円を100万円近く安い450万円切りになるという!

※掲載している情報はメーカーからもたされたものではなく独自に調査した情報によるものです

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ

■一部改良前にアルファードの在庫車が残っていた!?

アルファードエグゼクティブラウンジ

 8月上旬、首都圏にある大型SC「ららぽーと」に行ったところ、イベントスペースに新型アルファードが展示されていて、おそらくフロントウインドウに契約されたことを示す紙でできたお花が3つほど貼ってあった。

 「え、アルファード&ヴェルファイアは受注停止しているはずなのに?」と思い、近くにいたトヨタの営業マンに聞いたところ、「このイベントのための販売特別枠で5台用意しました」。

 そんなことあるんだと思いながら、まだ買えるんですかと聞いてみると、「今回の展示のためのクルマは完売しました。申し訳ございません。もうすぐ一部改良が行われますが、その前に改めて販社で在庫調整をしますが、もし一部改良前モデルの購入を希望でしたらご案内させていただきます」。

 その後、名刺を頼りに営業マンに再び電話してみたところ、「アルファード&ヴェルファイアは、1店舗あたり2台の割り当てがありました。9月から10月にかけてエントリーグレードのXグレードの追加と一部改良と同時に受注が再開されると本社から連絡が来ました。またエグゼクティブラウンジより上の上級グレード、スペーシャスラウンジやPHEVも追加されるようです」。

 もちろん、首都圏とそれ以外の地域では異なることがあるため一概にはいえないが、内々に購入の意志を示していたユーザーに声をかけていたようだ。時期については、以前、掴んだ情報によれば2024年8月中の発表予定だったが、9月~10月に伸びたようだ。

■Xグレードのガソリン車のグレードは450万円切り!

福祉車両を除く現在の最安グレードは540万円のZガソリン車。Xグレードは専用の加飾グリルが装備され、LEDシーケンシャルターンランプは省略される

 さて、一番気になるのはエントリーグレードのXグレードの内容と価格だ。

 Xグレードは、8人乗りベンチシート仕様となり、ファブリック+合成皮革シートとなる。必要最低限の安全装備は装備されるが、LEDシーケンシャルターンランプ、パワーリクライニング機構が省略されるほか、専用のX加飾グリル、225/60R18+18インチアルミホイール(シルバーメタリック塗装)を装備。

30系Xグレード、8人乗り、ファブリックシート。本革ではなくファブリックでもぜんぜん問題ない気がするが……

 12.3インチTFTカラーメーター&マルチインフォメーションディスプレイは、Xグレードには9.8インチHDディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応6スピーカー)と以前お伝えした内容から変わっていない。

 現在、最安グレードはG(ウエルキャブ)の472万円だが、実質的な最安グレードは、Zグレードのガソリン/FFの540万円。

 Xグレードの価格はまだ判明していないが、営業マンの話ではガソリン車の2WDで450万円を切るのではないかとのこと。2.5LのHEVは500万円を切るだろうとのことだった。

 そのほかの一部改良モデルでは、前後方ドライブレコーダーやデジタルインナーミラーの標準装備化などで10万円程度価格アップするという。

 営業マンによれば、8月下旬から9月上旬には先行受注のタイミングなど新たな情報が入るかもしれないとのことだった。今度こそアルファード&ヴェルファイアを手に入れたいという人は、今のうちから営業マンと密に連絡をとっておいたほうがいいだろう。

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