自分で使っているカーナビアプリに対し「高性能だけど検索データがイマイチ」と感じている人は多いのではないだろうか? しかし、この機能を使いこなすと快適性は一気に上がる。それが「共有」という機能だ。

文・写真:高山正寛/アイキャッチ:onephoto@Adobestock

■まず使うのは「Googleマップ」

データ量が膨大なことから使用者も多いGoogleマップ。細い道に誘導したがる傾向にあるが、現在最も人気が高いアプリと言っていいだろう。

 スマホナビは市販ナビに比べて、機能のアップデートや検索データの整備も早い。それでも「最近出来た○○の新店舗とか検索しても出てこない」というケースも意外と多かったりする。

 しかし「Googleマップ」だけは例外!さすがというか、各種データのアップデート速度は異常に早い。そこでこのGoogleのデータと他のスマホナビを連携すれば最強じゃん!ってことでぜひオススメしたいのが「共有」という機能。これが使ってみると利便性抜群! 使い方だけでなく、対応ナビアプリなども含めて解説していきたい。

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■やり方は極めて簡単!

1 スマホの「Googleマップ」アプリを開く。

2場所を検索すると画面下に表示される場所の名称(または住所)が出るのでタップ。

3名称下に「共有」のアイコンが出るのでタップ

4すると「共有先」のアプリ一覧が出てくるので、この中からセレクトしてタップ。

5セレクトしたアプリには目的地が表示されるのでアプリに応じて「出発」または「目的地設定」等をタップすれば、Googleマップで検索した目的地を自分のスマホナビで使う事が出来る。

 もちろん「スマホナビはGoogleマップを使っている」という人には意味が無いものだろうが、自分が所有し日頃から比較テストをしている、

・COCCHi(パイオニア)
・カーナビタイム(ナビタイムジャパン)
・moviLink(トヨタ)
・My NP1(パイオニア)

との共有は可能だった。

 ただ自分のやり方が悪かったのか、人気の高い「Yahoo!カーナビ」と共有出来なかったのは残念。まあ同アプリは「Yahoo!マップ」という独自の地図アプリも展開しているのでこれを使えば良い、ということなのだろう。

Googleマップで目的地を検索(左)した後、画面下の「共有」をタップするだけ。

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■実際使うとストレスが減る

 昨今の地図&ナビアプリの検索データは日々増えており、文字通り「膨大」である。

 特定の店舗を表示すると色々と問題が発生するので今回は掲載を控えたが、自分の住んでいる市内に5月中旬にオープンした某外食チェーンの新店舗をナビアプリで検索した所、まだヒットしないアプリも存在した。

 元々これが今回の企画の発端だった。

 別に「ナビ見なくても行けるだろ?」そういう意見もわかる。しかし多くの人が使うカーナビだからこそ「地図」と「データ」の鮮度は最優先される。

 その点でもデータが入っていないナビアプリにGoogleマップを活用して目的地設定を簡単に出来るのはストレスが大幅に減る。

 OSに関しても「iOS」と「Android OS」では仕様に若干の差はあるが、使い勝手の点では気になるレベルではない。

 ナビアプリで目的地がヒットしない時「使えねえ」と思う前にこのやり方は試して欲しい。

パイオニアの「COCCHi」を選択。地図画面に目的地がマーキングされる。
「目的地にする」をタップするとルート候補が出るので選択して出発するだけ。
スマホ単体はもちろん「Android Auto」でも使える。

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