グーグル傘下のウェイモはウーバーとの提携を強化し、2025年初頭から米国オースティンとアトランタで自動運転による「ウェイモ・ワン」の体験をウーバーのアプリを通じて行うと発表した。

これにより、ウーバーはウェイモの完全自動運転のEV、ジャガー『I-PACE』の車両管理と配車を担当し、将来的には数百台にまで増加する予定だ。

この提携により、ウーバーは車両の清掃、修理、その他の一般的なデポ業務を行う。一方、ウェイモはウェイモ・ドライバーのテストと運用、道路支援、および乗客のサポート機能を引き続き担当する。

ウェイモの第5世代の自動運転システムを搭載するジャガーI-PACE

現在、ウェイモ・ワンはサンフランシスコ、フェニックス、ロサンゼルスで毎週10万回以上の乗車を提供している。近い将来、オースティンとアトランタのウーバー利用者もこの革新的な体験を楽しむことができるようになる。

ウェイモはすでにオースティンで従業員向けに完全自動運転の乗車サービスを開始しており、今後数週間でウェイモ・ワンのアプリを通じて限定的な早期利用者を迎え入れる予定。その後、2025年には完全にウーバーのアプリに移行する。

アトランタでは、2025年初頭からウーバーのアプリを通じて一般利用者向けの乗車サービスを開始し、年内に徐々に拡大していく計画だ。

ウェイモとウーバーは、安全で信頼性が高く便利なサービスを提供するために協力し、ウェイモ・ワンの利用者が期待する品質を維持しながら、サービスを拡大していく。ウェイモの完全自動運転技術の利点をより多くの人々に提供するため、両社は協力して取り組んでいく予定だ。

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