千葉県柏市の総合住宅展示場 「住まいるパーク柏の葉」で9月15日、「昭和のくるま大集合 特別編」が行われ、スバル『360』やフェラーリ『365GT4BB』など往年の名車約60台が最新のモデルハウス前に並んだ。

昭和のくるま大集合は、これまで土浦や水戸などで約20年に渡って行われてきた、旧車愛好家の石川敦美氏による「バックヤードつくば」主催の人気イベント。コロナ渦などにより一時中断していたが、昨年茨城県稲敷市江戸崎商店街の通りを使って「特別編」として復活し、今年は住宅展示場内というユニークな形での開催となった。

車両の一般募集はせず、これまでイベントを通して20年間に知り合った仲間に声掛けをして集めたという、いわば「昭和のくるま大集合」の同窓会のような顔ぶれであり、選りすぐりの見ごたえのある名車が揃った。

正面に展示されたのは、フェラーリ『ディーノ246GT』、ランボルギーニ『カウンタックLP400』、日産『フェアレディZ432R』といったスーパーカー。そのサイドには1953年式のベントレー『Rタイプサルーン』や前衛的デザインのシトロエン『DS21』などが並んだ。

シングルナンバーを付けた日産『スカイライン1500』や2速オートマチックトランスミッションの”トヨグライド”を搭載した初代トヨタ『パブリカ700』、アメリカの人気TVドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」の劇中仕様車フォード『グラン・トリノ』など、興味深いクルマがずらり。

“バブルカー”とも呼ばれる超小型自動車のメッサーシュミット『KR200』やBMW『600』の運転席に座らせてもらった小学5年生の女の子は、「ハンドルがまるじゃなくて、ドアが前に開いたりしてびっくりしました」と驚いていた。

イベントを開いた石川さんは「ハウジングセンター内での展示は車両レイアウトの苦労はありますがあまり例がなく、新鮮味が出せたかなと思います」と手ごたえを感じている様子だった。

同イベントの次回は来年3月に開催予定。またバックヤードつくばでは、今年11月17日に茨城県稲敷市江戸崎商店街での空冷ビートルミーティング「SHOW YOUR VWs MEET」に、昨年に引き続き「昭和のくるま大集合」を合同して開催する予定。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。