ランドクルーザー300の2024年中のマイナーチェンジが、ほぼ確実となった。今回のマイナーチェンジは、5年とも言われる超長納期で、オーダーすること自体が難しかったランクル300を注文できるタイミングとなるのだろうか? 予約再開はいつになるのか、販売現場から集めた最新情報をお伝えしていこう。
文:ジョー城ヶ崎/写真:ベストカーWeb編集部
※本企画に掲載する情報は、メーカーからもたらされたものではなく、筆者が独自に調査し、執筆したものです。
■注文済み納車待ちのユーザーをどうするのか?
まず押さえておかなければならないのが、現在ランドクルーザー300の注文を入れて、年単位で納車を待っているユーザーの存在だ。予定納期が2025年となっているものもあり、マイナーチェンジの時期と交差してしまうのである。
納車待ちユーザーに対しての対応は、ディーラーによって異なるようだが、納期が近いユーザーには「現行のままか新型に変更か」と希望を聞き、その意向に沿って納車を進めているという。必然的に新型への変更を希望した場合は、納期が当初予定よりも遅くなることは避けられない。
2024年末以降の予定納期となっている注文は、ほとんどが新型への切り替えとなり、注文書を再度取り交わすという流れが一般的になるようだ。注文したクルマの内容が、メーカー理由で変更になり、再注文というのはほとんど前例のないことだろう。
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■11月から予約再開が濃厚! ただ競争は熾烈を極める
さて、気になる新型ランクル300の予約再開時期だが、11月中旬から下旬頃になりそう。新型発表ということで、ディーラーには注文枠が新たに振り分けられることになる。
枠の新たな振り分けで、注文すら難しかったランクルが、やっと誰でも注文できるようになるのかと喜びたいところだが、そう簡単に5年といわれた超長納期が解決しているわけではない。
枠こそ新たに配られるが、この枠が優先的に充てられるのは、前述の「今」注文をしていて待っている人。また、ディーラーによってはメーカーへオーダーをしていないものの、何年も前から注文書だけを取り交わして「予約」という形で、オーダー再開を待っている人を並べているところもある。こうした現行型の予約組へ、余った新型の注文枠を使うと、ほとんど余りが出ないというディーラーも出てくるだろう。
実質的には、新規受注を受け付けない(受け付けられない)ディーラーも一定数出てくることが予想される。しかし、中には予約組の存在が無く、純粋に新型での配布枠を一般開放するディーラーも出てくるから、マイチェン後のランクル300購入を狙う際には、経営母体の違うトヨタディーラーを複数当たって、今のうちから顔を覚えてもらうことが重要だ。
■アップ・アップでランクルがまた遠い存在に?
新型ランクル300は、改良や法規対応のため、車両本体価格もアップする模様。さらに日本銀行によるマイナス金利の解除の影響もろもろで、ディーラーローンの金利も先般上昇中なのだ。
注文するのも難しいランクルが、価格と金利のダブルアップで、さらに遠い存在になってしまいそう。気兼ねなく注文し、数か月後にランクルの新車が届くという時代は、もう少し未来のお話になりそうだ。
300・250・70と、ランドクルーザーシリーズは一気に希少なクルマとなってしまった。ただ、トヨタなら状況に向き合い、必ずやカイゼンを回してくれるはず。次期ランクルにも、ありったけの期待を込めて、見守っていきたい。
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