BMWグループは、2025年から2028年にかけてブラジルに11億レアルを投資すると発表した。この投資は新モデルの生産と現地エンジニアリングオフィスでのグローバル技術開発に充てられる。

BMWグループは、サンタカタリーナ州のアラクアリ工場が稼働を開始した過去10年間、ブラジルで最も成功したプレミアムモビリティ企業となっている。工場の10周年記念イベントでは、南米初のプラグインハイブリッドモデルとなる新型BMW『X5』が従業員や政府関係者に披露された。

この投資の一部は、アラクアリ工場での新型BMW『X5 PHEV』の生産に加え、近い将来の新たなBMWモデルの生産にも充てられる。現在、同工場ではBMW『X1』、『X3』、『X4』、『3シリーズ』を生産している。

BMWグループがブラジルへの投資を発表

アラクアリ工場は、BMWグループの生産ネットワークの中で、内燃機関車、プラグインハイブリッド車、フレックス燃料車を同時に生産する唯一の拠点となる。

ブラジルの事業拠点では、現地エンジニアリングオフィスがデジタル化と接続性の分野で開発を強化する。すでにデジタルキー、My BMWアプリ、My MINIアプリ、インテリジェントパーソナルアシスタントなどの先進機能が部分的に開発されている。

また、現地エンジニアリングオフィスは、ラテンアメリカ地域向けの防弾仕様の開発と認証も担当している。この投資により、BMWグループはブラジルでの存在感を高め、同国への長期的なコミットメントを強化していく。

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