ダイハツへ生産を委託していた関係から、先の認証不正問題に絡み、生産・出荷を停止していたトヨタのプロボックス。2024年1月19日に国土交通省から出荷停止を解除され、晴れて2月12日から生産・出荷ともに再開と相成ったわけだが、そんなプロボックスから4月5日、「一部改良」の報が届いた!

TEXT/編集部
PHOTO/トヨタ

■日本を代表する商用バンが一部改良

トヨタ プロボックス

 トヨタ プロボックスといえば、日本を代表する商用バンとして確固たる地位を築いたモデル。

 それだけに昨年末の生産ストップは各方面への与えた影響は計り知れない。

 今回の一部改良は、車両後方の視認性向上のためのバックモニター内蔵自動防眩(背後のクルマのヘッドライトが眩しくならないよう、ミラーの映り方を自動調整する機能)インナーミラーを標準装備する、といったもの。

 軽微な改良だが、本格的な販売再開への狼煙とも受け取れる。

今回標準装備となったバックモニター内蔵自動防眩インナーミラー

 気になるのは次期型の開発がどうなっているのか、だ。

 どうやら2023年12月に公表されたダイハツの認証不正問題と関連して、次期プロボックスは長らく開発が止まっているとのこと(プロボックスの製造はダイハツが担当していた)。

 そうなると少なくとも今後数年フルモデルチェンジはないと見ていい。

「商用でもハイブリッドカーがほしい」という事業主の皆さま、ぜひ安心して現行型をお買い求めください。

 次期型の情報については「ベストカーWeb」でも逐一お伝えしていきたい。今後のお知らせをぜひ注視していただきたい。

■トヨタ プロボックス 主要諸元(GX)

・全長×全幅×全高:4245×1690×1525mm
・荷室(2名乗車時:長×幅×高):1810×1420×935mm
・荷室(5名乗車時:長×幅×高):1040×1415×935mm
・最大積載量(2名乗車時/5名乗車時):350/200kg
・ホイールベース:2550mm
・地上最低高:140mm
・トレッド(フロント/リア):1485/1465mm
・最小回転半径:4.9m
・エンジン種類:直4
・総排気量:1496cc
・最高出力:74ps
・最大トルク:11.3kgm
・サスペンション(フロント/リア):ストラット式コイルスプリング/ラテラルロッド付トレーリングリンク車軸式コイルスプリング
・車両重量:1160kg
・WLTCモード燃費:22.6km/L

■グレード・価格

・GX(ハイブリッド車・2WD・1.5L・WLTCモード 22.6km/L・2/5名)…182万8000円
・GL(ハイブリッド車・2WD・1.5L・WLTCモード 22.6km/L・2/5名)…200万円
・F(ハイブリッド車・2WD・1.5L・WLTCモード 22.6km/L・2/5名)…205万2000円

・G(ガソリン車・2WD・1.3L・WLTCモード 16.6km/L・2/5名)…152万9000円
・G(ガソリン車・2WD・1.5L・WLTCモード 17.2km/L・2/5名)…170万8000円
・F(ガソリン車・2WD・1.5L・WLTCモード 17.2km/L・2/5名)…177万7000円

・G(ガソリン車・4WD・1.5L・WLTCモード 14.6km/L・2/5名)…187万円
・F(ガソリン車・4WD・1.5L・WLTCモード 14.6km/L・2/5名)…193万9000円
※価格は全て税込。

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