商用車の技術も日進月歩、日々着実に進化を続けている。特に環境対策や運行ルールは乗用車とはケタ違いにシビアだ。そんななかでも物流や輸送の効率も上げていくのがメーカーや事業者の仕事。ということで商用車の優秀性が突出した3台を厳選して紹介する。
※本稿は2024年9月のものです
文:末永高章(バスマガジン)/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月10日号
■日々進化を続けるトラック&バス
一台目はエルフMIOだ。最新の免許制度の普通免許で運転できる最大積載量1.3tの小型トラックで、CMでは本田翼ちゃんが「だれでもトラック」と謳うように、免許制度をクリアしながら、多くの人がすぐ馴染めるこんなトラックは初めてだろう。
二台目は二階建てバスのエクリプス。ここ数年は二階建てバスや連接バス、電気バスなど、ディーゼルの“普通のバス”以外のバスもよく目にするようになった。
実はそれらも進化を続けており、二階建てバスはすでに、日本では生産されていない。現在注目されている二階建てバスが、このほど京急バスで三浦半島をめぐるコースを運行することになった、エクリプス ジェミニIIIだ。
このバスは2021年にあの“黄色い観光バス”で有名なはとバスと英国・バンフォード社によって開発されたものだ。二階建て2軸でオープントップという躯体。これまで見かけていた巨大な二階建てバスよりライトなムードが特徴だ。
最後の一台が三菱 スーパーグレート。昨今働き方改革や、運転手の待遇改善が声高に言われているなかで、スーパーグレートはキャビンスペースを高くすることにより、高身長な人でもより快適な居住空間を生み出している。大型トラックのなかではズバリお薦めだ。
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