東京都交通局では毎年10月をサービス推進強化月間とし、乗客へ日頃の感謝を伝え、すべての職員がお客様サービス向上について考え、実践していく期間としている。当強化月間中に都営交通が行うサービス推進の取組の一部について紹介する。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
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■サービス推進強化月間
サービス推進強化月間は令和6年10月1日(火)~10月31日(木)までで、期間中はポスター掲出や職員のワッペン着用、動画配信等によりメッセージを伝える。
ポスターはB3版とB1版の2種を用意し、「大切な」「お客様に」「笑顔と工夫で」「一番のサービスを」をスローガンに掲げるメッセージ性の強いものになっている。
サービス推進ワッペンとのぼり旗には「ありがとうございます!都営交通です」と利用者に語り掛ける挨拶形式になっていて、シンプルかつ効果的に視覚に訴えることができそうだ。
■動画も活用
YouTubeの都営交通公式チャンネルで公開中の動画から、様々な職種の都営交通職員が登場する動画を紹介する。安全・安心・快適な輸送を提供するため、都営交通職員が日々意識していることなどがわかる内容だ。
最近の地下鉄車両やバス車両にはモニターが設置されていて多くの情報が提供されているが、これも活用してPRスライド動画の放映を行う。都営交通職員が自らの仕事に向き合う姿を中心としたスライド動画を、都営地下鉄及び都営バスに備え付けの車内液晶モニターなどで放映し、職員の言葉はコメントとして表示するなど、乗車中は目につくモニターで取り組みの内容を乗客に伝える。
■動画にはバス運転士不足問題も…
公式動画には地下鉄のバックヤード動画等の普段は見ることができない映像もあるが、交通局が持つ水力発電所等のちょっと詳しい人しか知らない事業も紹介されている。まさか都営交通が自前で水力発電所を3つも持っていることを知っているのはマニア級の知識だろう。
対照的に運輸系職員や都営バス運転手募集の動画もあり、昨今の鉄道・バス事業における担い手不足を率直に表す動画もあり、改めてバス運転士不足を考えさせられる。
普段利用する都営交通の奥深い内容がわかる興味深い動画もあるので、視聴してみてはいかが<だろうか。
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