ジェイテクトは、10月30日から11月1日にかけてポートメッセなごやで開催される日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2024」に出展すると発表した。
同社は「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目指すビジョンを掲げており、今回の展示会では環境技術を中心に自社のソリューションを紹介する。
展示の目玉となるのは、再生可能エネルギー100%の自立型システム「CNラボ」だ。このシステムは太陽光発電を用いて水素を生成し、貯蔵する技術で、ジェイテクトの刈谷工場に既に設置されている。展示会では、CNラボの蓄電量や水素貯蔵量などをリアルタイムで確認できるという。
また、工場でのエア漏れや熱ロス対策など、省エネ活動の取り組みも紹介される。これらの技術は消費電力やCO2排出量の削減に貢献するものだ。
さらに、高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy」も展示される。この製品は高耐熱・高出力・長寿命が特長で、自動車やドローンの補助電源として活用できる。工場における回生電力の活用や太陽光発電の発電効率向上にも貢献するという。
ジェイテクトの軸受技術も注目だ。燃料電池自動車(FCEV)や農業機械、建設機械に使用される特殊な軸受、さらには自転車(ロードバイク)用の軸受も展示される予定だ。
メッセナゴヤ2024は、多様な業種の企業が一堂に会する大規模な展示会だ。この展示会を通じて、ジェイテクトは自社の環境技術と次世代モビリティ社会に向けた取り組みをアピールする。
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