トヨタ・モビリティ基金(TMF)は11月1日、国際パラリンピック委員会(IPC)と4年間の助成契約を締結し、グローバルでの障がい者スポーツのさらなる普及と発展に向けた支援を行うと発表した。

この支援プログラムは2025年1月から2028年12月までの4年間にわたり実施される。具体的な支援内容は、アスリートの発掘・育成、障がい者スポーツ界を牽引する人材の育成、そして障がい者スポーツの普及促進と環境整備の3つの柱で構成されている。

アスリートの発掘・育成では、才能の発掘や競技出場機会の提供、指導者や障がいレベル判定員の育成など、障がい者スポーツの長期的発展の基盤づくりを支援する。人材育成では、スポーツを通じて障がい者のインクルージョンを推進するリーダーの育成を目指す。

普及促進と環境整備においては、各国パラリンピック委員会(NPC)や競技団体と協力し、若者や子供を含む障がい者がスポーツに参加し親しむ機会を提供する。これらの活動は、豊富なノウハウとネットワークを持つIPCが全体の管理を行う。

障がい者スポーツの精神は、チャレンジ、リスペクト、インクルージョンの象徴であり、トヨタの理念にも通じえうという。このプログラムを通じて一人でも多くの人に機会を提供し、夢の実現につなげていく。

トヨタ自動車は創業以来、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指してきた。2014年8月に設立されたTMFは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献を目的に、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいる。

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