ハイパワー車=ガソリン車という概念はもう古く、トヨタから最近出たクラウンクロスオーバーRSに搭載されているデュアルブーストハイブリッドはガソリン車顔負けのポテンシャルを秘めている。そこで今回は、トヨタ渾身のデュアルブーストハイブリッドの○と×を考えていく。

※本稿は2024年9月のものです
文:国沢光宏/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月26日号

■このハイポテンシャルを一度味わって!

クラウンクロスオーバーRSに搭載のデュアルブーストハイブリッドは2.4LターボのHEVだ

 なんといっても349psというシステム出力が素晴らしい! 実際、パワーユニットのポテンシャルは5L級ガソリンエンジンと同等以上である。

 ハイブリッドといえば燃費というイメージながら、搭載されるモデルの車重次第でスポーツモデルに仕立てることも可能。いや、標準的なハイパワーエンジンよりアクセルレスポンスのよさやトルクバンドの広さなどあり、むしろスポーティなほど。

 弱点は乗り方次第で燃費が落ちること。ノンビリ走ればいいけれど、踏むとそれなり。まぁ仕方ないか?

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